大豆イソフラボンの摂取、食事とサプリメントはどう違う?

大豆イソフラボンを口から摂取するとなると、食事とサプリメントの二つの方法が考えられます。 もし、より高い効果を得たい場合にはどちらを選択するべきなのでしょうか。

そこで今回は、大豆イソフラボンを摂取する時の食事とサプリメントの違いについてご紹介します。

食事で摂取する場合とサプリの違い

食事とサプリメントの違いについて、それぞれの成分を比較しながらご説明します。

吸収のしやすさ

そもそも大豆イソフラボンには、「配糖体(グリコシド型)」と「アグリコン型」という2つの形態があります。 「配糖体(グリコシド型)」は糖が結合された状態のもので、そのままの形では吸収できません。

そこで体内に吸収しやすいように糖が外された状態が「アグリコン型」です。 豆乳や豆腐など、多くの食品に含まれているのはこのアグリコン型のイソフラボンです。

サプリメントの場合、グリコシド型とアグリコン型のどちらも販売されています。 より効果が高いのは、吸収が良いアグリコン型のイソフラボンのサプリです。

ただし、アグリコン型はその分値段が高くなるため、値段を抑えたい場合には吸収力が悪く効果が下がるサプリを選ばざるを得なくなります。

コストパフォーマンス

食事は身体づくり・生活の基本として毎日必ず行います。 そのため食事から摂取したければ、大豆イソフラボンを多く含む食品を意識的に購入すれば大丈夫です。

ただし大豆イソフラボン以外の栄養素もバランスよく摂取するべきなので、毎日決まった量を必ず摂取できるとは限りません。 一方でサプリメントは摂取量を調節することは出来ますが、食事に追加する形で購入しなければなりません。

また効果の高いサプリメントを選びたければ、それなりの値段がついてきます。 これを毎日続けるとなると、相当の出費になってしまいます。

摂取のしやすさ

食事から摂取する場合、意識的に大豆イソフラボンの含まれる献立を考えたり、それ以外のお料理との組み合わせを考えたりしなければならず、少し大変です。 しかしサプリメントであれば、説明書通りに決まった量を飲めば良いので、特に何も考えずに飲み続けることができます。

結局どちらが効果的?

上記で見てきた通り、食事とサプリではそれぞれにメリット・デメリットがあります。 結局、高い効果を得るには両方取り入れることをおすすめします。

なぜなら1日の摂取量にも関係しているからです。 大豆イソフラボンは一日の摂取目安量が国で決められており、大豆イソフラボンアグリコンの量として上限70~75mg/日とされています。

大豆イソフラボンは健康的で効果が高い反面、生殖機能への悪影響がある恐れが確認されているためです。 摂取しすぎも良くないのです。

しかし多くの人が一日に食事から摂取できる量は、おおよそ40~45mg/日です。 そのため国の基準では、サプリや特定保健用食品として摂取できる上乗せ量は30mg/日と定められています。

そこで理想としては、食事から意識して大豆イソフラボンを摂取することを心がけ、サプリで30mg/日を目安に摂取すると、より高い効果を得ることが出来ます。

まとめ

今回は大豆イソフラボンの摂取について、食事とサプリメントの違いをご説明しました。

結局、効率よく摂取したければ食事とサプリメントの併用が効果的です。 また、たまに一気に取り入れるのではなく、毎日摂取し続けることが大切です。

気になる方は、実践して大豆イソフラボンを積極的に摂取しましょう。