大豆イソフラボンのデメリットについて

豆腐やお味噌など大豆食品に含まれる健康成分として、人気な大豆イソフラボン。 たしかに健康食品とはいえども、本当に身体には良い効果しかもたらさないのでしょうか。

そこで今回は、大豆イソフラボンによるデメリットについてご紹介します。

大豆イソフラボンによるデメリット

生殖機能への悪影響

過去の動物実験により、妊娠中の動物への大豆イソフラボンの大量摂取で、胎児の生殖機能への悪影響が見られました。 同じく新生児動物に同様の実験をしても、生殖機能への悪影響が見られています。

これらの原因は、大豆イソフラボンに含まれるエストロゲンです。 エストロゲンは女性ホルモンと同じ作用を起こすため、本来なら美容健康に効果的なのですが、過剰摂取することでホルモンバランスが崩れ、生殖機能へ悪影響をもたらすというデメリットになります。

そのため妊婦さんや15歳未満の児童は、大豆イソフラボンの摂取を控えることをお勧めします。

乳がん発症リスクの悪化

大豆イソフラボンの過剰摂取により、エストロゲンが乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と結びつくことで、乳がん細胞を増殖させる恐れがあります。

女性ホルモンバランスの乱れ

大豆イソフラボンの過剰摂取によって、大量のエストロゲンを摂取するとホルモンバランスが乱れ、女性は子宮内膜増殖症を引き起こす可能性があります。 子宮内膜増殖症になると、生理の量が多くなる、出血量が多くなる、生理痛の悪化などといった症状を引き起こし、貧血・だるさ・動悸など二次的な副作用にまで繋がります。

大豆イソフラボンを効果的に摂取するためには

大豆イソフラボンを摂取することで、がん予防や生活習慣病予防など健康面においてdな効能を得られます。 これらの効果を最大限得るためには、摂取量を守ることです。

内閣府の食品安全委員会によると、大豆イソフラボンの適切な摂取量は一日40~45mgと言われています。 これは、おおよそ豆腐200g、豆乳200cc弱に含まれる含有量と同量です。

また大豆イソフラボンは大豆アレルギーの症状を引き起こす可能性があるため、他の食品アレルギーで反応を起こしやすい方や、過去に大豆を摂取して体調を崩した方は摂取を控えることをおすすめします。

まとめ

今回は大豆イソフラボンによるデメリットをご紹介しました。

大豆イソフラボンは特に女性に人気ですが、その女性がデメリットを受けやすい傾向にあります。 適切な摂取量を守り、健康に気をつけて効果的に取り入れていきましょう。